蛍
我が家のわがまま王子、玄(はじめ)氏が
「ホタル見に行く?(ハジメ語で見に行こうの意。行かないという選択肢はない。)」
と言うので、
「もういないかもしれないけど行くだけ行ってみるか。」
と8時すぎに家族三人で、
自宅のある久司浦(くじら)地区から大田に方面へと車を出した。
竹林が多く、家屋も電灯も少なく、もちろん人も車もほとんど通らない、
真っ暗な道である。
しかしながら、その真っ暗な道沿いの竹林などは、
ヒメボタルの生息地として地元の人に知られている。
実は10日ほど前に、まだ弓削島で蛍を見たことがないことを思い出し、
時期的には遅いかも知れないと思いつつ、
ゆげロッジの今井支配人や、
大谷の島遊びの達人・浜本さんにポイントを尋ねながら、
家族を連れて蛍を探しに出た。
なかなか見つからず、やはり時期を逸したかと諦めて帰ろうとしたところに、
数匹の蛍が現れてくれた。
玄が「ホタル」を知っているのも、10日前の体験が前提になっている。
それから更に時間のたってしまった今では、
もう蛍を見つけられる可能性は限りなくゼロに近いとも思ったが、
「湿気の多い夜によく見られる。」という今井支配人の言葉を思い出し、
かつ僕自身に蛍をまた見てみたいという気分が少なからずあっため、
玄の気まぐれにつきあうことにしたのだ。
果たして、前回発見したポイントを含めて
蛍のホの字も見当たらない。
引き返そうとしたところ、「ここほれわんわん」のポチのごとく、
玄が「あっちに行ってみる?」と先をさす。
しばらく道なりに、いるはずもないであろう蛍を探して、
ライトをつけたり消したりしながら、
まるで自分が蛍になったかのように車をゆっくりと進めた。
どのくらい探したか。
竹林が密集するポイントまで来て車をおり、
「ここにいなければ、今度こそ間違いなく帰るぞ。」と
意を決した瞬間、衝撃が襲った。
あれだけ探しても気配すら感じられなかった蛍が、
車を停めて15mほど歩いたあたりにある
わずかのスペースの草むらにひしめきあって、
小さな十数個の灯りをゆっくりと点滅させているのだ。
しばらく親子三人、暗闇の中に佇み、
淡い緑色の小さな光の群れに
時間を忘れて見入ってしまっていた。
2歳の息子の気まぐれに感謝したい。




ハジメたんのマブ友のヒメボタルならぬヒメハジメでちゅ。よろしこ。
・・・ああ、あそこみつけまちたか。いるんでちゅよね、たくさんの蛍。
かつては都会のネオン街の光に目がなかった一司たんもいまや、蛍の光。隔世の感がありますなぁ。
投稿: ヒメハジメ | 2009年7月 8日 (水) 00:38
もう2歳ですか!はやいですね~。
月日の流れを感じます。
渋谷では今年も「渋アコ」頑張ってます!
種をまいてイベントも育ってきて今年で5周年です。5歳です~。
蛍は実家のそばの川にしばらくいたこともありましたが、
やがてどこかへ引っ越していきました。
気まぐれですね。
投稿: マリコ | 2009年7月18日 (土) 23:35