希望の島プロジェクト 仲間たちのブログ

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ふくふく

今月、ずっと紹介したくて、気づいたら終了間近になってしまったのだが、
今、島で、とてもハートウォーミングな写真展が開催中だ。http://fukufukusan.at.webry.info/200905/article_1.html

主催は、ふくふくの会。
島の高齢者向けに、デイサービスや老人ホームを営む、
NPO法人だ。

紹介が遅れたのは理由がある。
ふくふくの会については、時間をかけてゆっくり、たっぷり紹介したかったのだ。
今回はどうしても期間中に書きたかったので、
それはあきらめて、簡単に紹介する。

代表の竹林さんは、まだ若い。
数年前まで行政の職員だったのだが、
安定の道を断って自ら職を辞し、高齢者向けのサービスを数名で始めた。
最初はお弁当づくりからだったそうだが、
現在の事業に移行して、徐々に利用者もスタッフも増えた。

僕は島に来てしばらくしたころふくふくの会を知り、
島のエリートといえる行政職員を辞め、
NPOという民間の力で高齢化する島の福祉に取り組んでいるという話に、
感銘を受けたものだが、
ある機会に、ふくふくさんを訪れ、竹林代表にお話を伺って、
より一層の感動を覚えた。

島にはもともと町による高齢者福祉施設・サービスがある。
竹林さんは、行政にいたころ、まさに福祉を担当していたのだが、
その中で行政による福祉サービスの限界を感じたという。

子や孫の世代が仕事を求めて都会へ出て行くことの著しい島では、
高齢者は自分の面倒を自分で見るか、
何らかの福祉サービスに頼るか、
島を出て都会の子供を頼るかしかない。

そうして、パートナーを失って独り暮らしになったり、
介護が必要になったりしたおじいちゃん、おばあちゃんが、
住み慣れた島を離れる。
できれば最期までこの島に住み続けたいと
思っているにもかかわらず、である。

竹林さんは、そんな矛盾をなんとかしたい、
なんとか生まれ育った郷土で笑って最期を迎えさせてあげたい、
そして行政サービスの手の届かないサービス、
利用者目線のサービスを提供したい、
という思いで「ふくふくの会」をスタートさせたのだ。
(僕の理解が正しければ)

目のきらきらした島の子供たちが、
大好きな島を出て行かなくてもいいようにしたい、
という思いを持っていた僕は、
竹林さんの志に、心と身体が大きく共振した。

ふくふくさんは、僕んちへ帰る道の途中にあり、
ごくたまに「お邪魔かな・・」と思いつつ、遊びに行くことがある。

そこでは、スタッフも、利用者も、
みんないい顔をしている。
もちろん笑顔が沢山なのだが、笑ってなくてもいい顔なのだ。

今回の写真展は、4回目の企画だそうだが、
そんな「いい顔」と、「いい顔の生み出される舞台裏」がダイジェストで見られる、
貴重な機会だ。

僕の知る限り、ふくふくに集うおじいちゃんやおばあちゃんやご家族は、
みな「ふくふくさんがあってよかった」と異口同音に言うのだが、
その理由が、この写真展を見るだけでも分かる気がする。

きらきらと静かに輝く日常を切り取った写真と、
何でもないのに力強くリズム感のある言葉が並んでいる。

虚飾を排したありのままの人間の魅力が伝わってくる。

Fukufuku01

Fukufuku02

Fukufuku03

Fukufuku04


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コメント

 当会のご紹介をして頂きありがとうございます!買いかぶりすぎ!!って思えることが多々ありますが素直にうれしかったです。
 もっとも…兼頭さんには釈迦に説法かもしれませんが、私は福祉といえど事業は水物で生き物だと思っています。当会は当初に頭で描いていた像と大きく違った物になりました。それは自分が『こうしたい!』ではなく『こうありたい』と思う高齢者の方々の想いという時代の流れがあったからです。これからも、私達はばーちゃん達の『想い』を具現化する存在でありたいと考えています。
 僕はね兼頭さん。しまの会社が『島民の…』って謳ってるでしょ。正直、最初は“地の人間はあったり前過ぎてワザワザ『島人』っていわねーよ”って多少、やっかみっぽく思ってたんですよ(笑)。でも兼頭さんと話すうちにね『島』の魅力ってあるよねって再認識できたんですよ。情けない話ですが。今は私も事業のPRに『島!!』って大きな声で言ってます。小さな島の小さな介護事業所なんて(笑)
 ぜひぜひ、何時でも遊びに寄ってくださいね。ばあちゃん達も喜びますよ。『男前じゃのぉ』なんて(笑)
 

>fukufukusanさん
わお。早速ご本人からコメントいただくとは・・。
有難うございます。
僕の方は、「福祉よもやま話」で先日名前を出してもらったのに、コメントもせず・・
(なんか他の方がコメントしてたので気恥ずかしくて。)

「ばーちゃん達の『想い』を具現化する存在」とは、fukufukusanさんの人柄がにじみ出ていていいですね。そのコピー、まったく違和感を感じません。ジャロいらずです。

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