希望の島プロジェクト 仲間たちのブログ

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新しい時代の保険、ってこんなカタチ。

僕の知人で、年齢はずっと先輩なんだけど熱い方がいる。

出口治明さん。
ライフネット生命という、2006年10月に誕生した
新しい生命保険会社の社長さんだ。

出会ったのは、政経塾の一年目の終わりころだったから、
3年ちょっと前か。
政経塾のある先輩の主催する勉強会で隣に座ったことでお話をした。

当時は、ライフネット生命立ち上げの前で、
東大の総長室アドバイザーをされていた。

実は、ライフネット生命という会社も、出口さんがその代表であることも、
わりと最近まで知らなかった。
年賀状か何かで初めて肩書きが変わったことを知り、
結構その世界では有名人だったのだということをネットを通じて漸く知りえた。
(出口さん失礼いたしました。)

ただ、東京を離れて島に移り住んでから、世情にだんだん疎くなっているのと、
生命保険という金融商品が、現在の自分の置かれた経済状況に
ヒットしないという残念な理由により(苦笑)、特別な感慨をもたなかった。

その時点では・・・。

よく考えてみると、出口さんに直接お会いしたのは例の勉強会の一回きりだ。
しかし一方で出会った時から、とても気さくにいろいろアドバイスをいただき、
その後もFAXや手紙を頂いたりしたので、とても親しみを感じていた。

その出口さんから、先日、突然メールを頂いた。

内容は、「志バナー」というのを始めたので、
広めるために知恵を貸してほしい、というものだ。

前述のとおり、僕は世俗から遠ざかっているし、
もともと知恵がないからみんなに頼って生きている人間なので、
「お貸しするような知恵はありませんが、」という前提で、
「志バナー」を説明するWEBページを見た一閲覧者の感想として、
返信メールをお送りした。

その内容は、一閲覧者だけに気ままなもので、
要約すると「いま一つ共感を呼ばないのでバナーを貼ろうというところまでいかない。」
という失礼極まりのないものだった。

とはいえ、僕は僕でどうしたら閲覧者がバナーを貼る気を起こすだろうかと、
ない知恵なりに絞ってみたのだ。

「志」という名称からも、
バナー画像にある「ライフネット生命を応援します。」という文言からも、
損得ではなく事業内容に共感してバナーを貼ろうとする気にさせる何かを
期待してページ内を読むのだが、
バナー作戦実施の理由として「インターネットの保険会社だから。」、
「広告費用をかけられないから。」という内容のことはわかっても、
「○○だからライフネット生命を応援します。」の「○○だから」が、
少なくとも僕には見えてこなかったのだ。

その旨、出口さんにお伝えすると、
「貴重なご意見ありがとうございます。」という書き出しから始まり、
ライフネット生命の設立趣旨についてのご説明のメールが返ってきた。
そこにはこう書かれていた。

ライフネットは、『保険料を半分にして安心して赤ちゃんを産んでほしい』と
思って作った会社です。
そして、保険料を半分にするためには、『お金を使えない』ので
志バナー運動を始めたいと思った訳です。」

僕は感激して、そんなことも知らず偉そうなことを書いた自分を恥じ、
すぐに、「すばらしいこと!もっとわかるように書いてください。」
とメールを送った。

それから音沙汰がなかったので、「出口さん、怒ったかな・・」と思っていたら、
数日後、メールボックスに三たび出口さんの名前を発見した。
そのメールを出口さんのご了解のもとに転載させていただく。

兼頭さん
志バナーの件、少し、書き直してみました。
引き続き、どうかよろしくお願い申し上げます。

「なぜ、ライフネット生命は、『志バナー運動』を始めたのか」

わが国の若い世代の所得はびっくりするくらい低くなっています。
1人当たりで見れば、20代、30代の子育て世代の所得は、
高齢者を下回っているのです。

ライフネット生命は、この事実を重く受け止め
「子育て世代の生命保険料を半額にするので
安心して赤ちゃんを産んでほしい」
という思いからスタートした保険会社です。


経営方針は
「正直に経営し、わかりやすく、安くて、便利な商品・サービスを提供する」
という4条で、 それをマニフェストという形で公開しています。
(下記のウエブサイトをご覧ください)
お預かりした保険料は、安全を第一に考え、
株式投資も外貨投資も一切行わず、国債中心に運用しています。


でも、昨年5月に開業したばかりなので、
ライフネット生命という会社があることは、ほとんど知られていません。

つまり、認知度がまだまだ低いのです。
でも、認知度を上げるために、大々的な広告や宣伝を行えば、
その分保険料が高くなり、
「どこよりも安い保険料を実現したい」という私たちの思いに抵触します。

そこで、私たちは、インターネットの中で「口コミ」をお願いしたいと考えて、
下記の「志バナー運動」を始めることにしました。

私たちは、皆さんのお力添えにより、ライフネット=生命(いのち)のきずなが、
少しずつ、世の中に拡がっていくことを切に望んでいます。

http://www.lifenet-seimei.co.jp/deguchi_watch/2009/03/post_33.html

ライフネット生命保険株式会社
代表取締役社長 出口 治明

僕は二度感激した。

一度目はその理念に。
二度目は、出口さんの人間性に。

ただ志が高く、熱い思いを持った方というだけではないのだ。
こんな名もない若造の気ままな意見にも、
ここまで誠実に耳を傾け、真摯に答えていく経営者がいるだろうか。
おそらく想像を超える多忙な毎日にもかかわらず、である。

思わず、松下幸之助翁の顔が思い浮かんだ。

「素直な心」で「衆知を集める」とは、翁がとても大切にしたことであり、
我々政経塾出身者は、塾の精神の筆頭に来るものとして、
胸に刻みつけてきた。

しかし、実際においてそれが出来ているかというと、なかなか簡単ではない。
つい厳しい意見には耳をふさぎがちだし、
独善的な行動をしてしまっては言い訳をする自分がいる。

そんな自分に対し「素直道」の上級者から、
「これがお手本だ!」と思い知らされた気分である。

しばらく生命保険加入は無理でも、
ライフネット生命は応援したい。
出口さんにあやかりたい。
こんな幸せな出会いに感謝したい。

生命保険

わたしたち希望の島プロジェクトは、ライフネット生命を応援します!

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コメント

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます。
ありがとうございます。

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